東武東上線 ふじみ野、23時25分

Urban-Night

地下鉄のトンネルを抜けて大都会からやってきたShibuya Hikarie号が、まるでトンネルのような屋根の地上駅に停まります。都会的な外装と自然豊かな行先の対比にも注目です。

東武東上線のふじみ野駅に停車する東急5050系Shibuya Hikarie号
SONY α7IV + SIGMA 135mm F1.8 DG HSM Art f3.2 1/50s

ギャラリー

車両

新幹線ラッピングが施された5050系

東武東上線のふじみ野駅に停車する東急5050系の新幹線ラッピング編成
SONY α7IV + SIGMA 135mm F1.8 DG HSM Art f5.0 1/25s

オリジナル塗装の東急5050系

東武東上線のふじみ野駅に停車する東急5050系
SONY α7IV + SIGMA 135mm F1.8 DG HSM Art f2.0 1/30s

他社直通路線ということもあり、やってくる車両は多種多様ですが、今回は東急の車両を狙ってみました。

冒頭のShibuya Hikarie号は、渋谷を代表するビル「渋谷ヒカリエ」の開業1周年を記念して製造された、特別仕様の5050系です。

また、新幹線ラッピングの編成は、相鉄・東急新横浜線の開業1周年を記念した「enjoy WEST」プロモーションの一環として走り始めました。

《東急電鉄:ニュースレターVol.8》新幹線デザインのラッピングトレイン「第2弾」を2024年5月14日(火)から運行します

東急電鉄 お知らせ 2024年5月8日

他にも東武鉄道や東京メトロの車両がやってきます。

同じ場所で

別の車両を

TJライナーを中心に撮影しました。

路線概況

地理

東京都豊島区の池袋駅から埼玉県大里郡寄居町の寄居駅までの75.0kmを結びます。武蔵野台地の北端を荒川に沿って進み、都会の街並みから郊外の住宅地を経て田園風景の中へと走りますが、終点近くとなると張り出した秩父山地の山裾を縫うように走り、変化に富んだ車窓を見せてくれます。

日中は森林公園、それ以外の時間は小川町で運行系統が分かれています。郊外方面は4両編成のワンマン列車が往復するローカル路線の雰囲気ですが、都心方面は10両編成の急行や準急が頻繁に発着する都市近郊路線です。和光市駅を経由して東京メトロ有楽町線・副都心線との直通運転が行われているため、東京都心だけでなく横浜方面へのアクセスも良好です。通勤需要に加え、「小江戸」で親しまれる川越への観光客輸送にも力を発揮しています。

池袋を出た列車は、低層の建物が立ち並ぶ中を急曲線と踏切で抜けていきます。成増で武蔵野台地の縁に出ると、東京メトロ有楽町線が合流。そこから川越までの間は、荒川の支流が「切った」いくつもの谷を盛土や切通を組み合わせて越えていきますが、直線の多い線形ゆえに列車は快走します。残念ながら「小江戸の街並み」は望めないものの、川越を過ぎると車窓には田園風景が目立ち始めます。入間川、越辺川、都幾川と渡り、検修区のある森林公園を経て線路は山間へ。単線となって峠を越えると、列車は「和紙の街」小川町に到着します。

撮影情報

日時・場所

2024年5月下旬の22時〜23時頃に、埼玉県ふじみ野市で撮影しました。

撮影した場所 (撮影地)

東武鉄道 東上本線 ふじみ野駅の上り方面プラットフォームです。

35.86174244924892, 139.52240894564932

撮影地の様子

撮影地周辺の状況
撮影地周辺の状況

対向列車が進入してきますので、立ち位置には気をつけなければいけません。特に通過列車は高速ですので注意が必要です。
被りを避けるためだけでなく、上り列車の時間はよく確認しておくべきでしょう。

撮影後記

構図の工夫が取りづらい駅構内での撮影で、編成・形式写真の要素が強くなります。が、バブル景気を感じる重厚な設計のホーム上屋や、無機質な蛍光灯に浮かび上がる通勤列車に都会らしさを感じる、お気に入りの風景の一つです。

この都会的な風景で、ビルなど都会的な模様が側面に描かれたShibuya Hikarie号を撮影してみたいと以前から考えていたのですが、いざ撮ってみると側面の模様はこの構図では目立たず、見込み違いの結果となってしまいました。

タイトルとURLをコピーしました