座席転換式の車両を使い、新たな通勤のあり方を切り拓いたTJライナー。登場からはや15年、すっかり日常の風景に溶け込みました。

ギャラリー
車両
50090系「TJライナー」懐かしの川越アートトレイン編成

顔が唯一異なる、トップナンバー編成の50000系

ダブルのヘッドマークが誇らしげです
東京メトロ10000系と離合する、3色LEDだった頃の30000系

この編成の5号車は、独特の走行音がします
紺地の行先が東武らしい、10030系の未更新編成

新木場から各駅停車で車庫を目指す9000系

東京メトロ10000系

私鉄の他社直通路線だけあって、通過する形式は多種多様。東上線の各形式に加えて、東京メトロ10000系や17000系、東急5050系を見ることができます。
同じ場所で
別の車両を
東急電鉄の車両を中心に撮影しました。
路線概況
地理
東京都豊島区の池袋駅から埼玉県大里郡寄居町の寄居駅までの75.0kmを結びます。武蔵野台地の北端を荒川に沿って進み、都会の街並みから郊外の住宅地を経て田園風景の中へと走りますが、終点近くとなると張り出した秩父山地の山裾を縫うように走り、変化に富んだ車窓を見せてくれます。
日中は森林公園、それ以外の時間は小川町で運行系統が分かれています。郊外方面は4両編成のワンマン列車が往復するローカル路線の雰囲気ですが、都心方面は10両編成の急行や準急が頻繁に発着する都市近郊路線です。和光市駅を経由して東京メトロ有楽町線・副都心線との直通運転が行われているため、東京都心だけでなく横浜方面へのアクセスも良好です。通勤需要に加え、「小江戸」で親しまれる川越への観光客輸送にも力を発揮しています。
池袋を出た列車は、低層の建物が立ち並ぶ中を急曲線と踏切で抜けていきます。成増で武蔵野台地の縁に出ると、東京メトロ有楽町線が合流。そこから川越までの間は、荒川の支流が「切った」いくつもの谷を盛土や切通を組み合わせて越えていきますが、直線の多い線形ゆえに列車は快走します。残念ながら「小江戸の街並み」は望めないものの、川越を過ぎると車窓には田園風景が目立ち始めます。入間川、越辺川、都幾川と渡り、検修区のある森林公園を経て線路は山間へ。単線となって峠を越えると、列車は「和紙の街」小川町に到着します。
撮影情報
日時・場所
2022年8月下旬の20時〜22時と2023年11月中旬の23時頃に、埼玉県ふじみ野市で撮影しました。
撮影した場所 (撮影地)
東武鉄道 東上本線 ふじみ野駅の上り方面プラットフォームです。
35.86174244924892, 139.52240894564932
撮影地の様子


対向列車が進入してきますので、立ち位置には気をつけなければいけません。特に通過列車は高速ですので注意が必要です。
被りを避けるためだけでなく、上り列車の時間はよく確認しておくべきでしょう。
撮影後記
一悶着あったものの、記念ヘッドマークをつけた姿を見ることができて嬉しい限りです。この15周年のヘッドマークは、あと1週間ほど、今月30日まで掲出される予定です。
TJライナー運行開始15周年記念ヘッドマーク掲出列車の運行について
ツアー臨時列車の実施内容変更およびヘッドマーク掲出列車の中止について
東武鉄道 お知らせ
構図の工夫が取りづらい駅構内での撮影で、編成・形式写真の要素が強くなります。
が、バブル景気を感じる重厚な設計のホーム上屋や、無機質な蛍光灯に浮かび上がる通勤列車に都会らしさを感じる、お気に入りの風景の一つです。
いつかこの明るい人工の光の中で、渋谷ヒカリエ号を撮影してみたいと思っています。
(2024年5月追記)
Shibuya Hikarie号を撮影してきました。