夏の朝や夕方の写真

夜からの雨が止みつつある夏の朝。明るくなり始めた空の下、始発列車が煙突の並ぶ有田の街を行きます。終着の門司港まで5時間の長旅は、まだ序章です。

冷たい雨が降る夏のお昼過ぎ、カーブの向こうからやってきた特急「南風」がトラス橋を渡ります。

木々と岩々の織りなす色が美しい、夏の飛水峡。その奥をキハ85系「ひだ」が通り過ぎていきました。

夏、宵の頃。夜闇が迫る常紋峠を、キハ183系「オホーツク」がゆっくりと下っていきます。終点の札幌まであと4時間。これから夜の中を走り続る後ろ姿を見送りました。

夏、朝4時。水銀灯に蒼く照らされる老いた転車台と、曙空に浮かび上がる未来的な高層ビル。傍らにキハ85系が佇むなか、対照的な光景を線路がつなぐ不思議な光景です。