八高線 河岸段丘を登る

Spring-Daylight

雨も疎なとある春の日。新緑の木々の隙間にキハの姿が浮かびます。擁壁を築きながら崖を斜めに登る線路を、列車は次の街へと向かっていきます。

八高線を寄居から折原へと河岸段丘を登るキハ110系
SONY α1 + SIGMA 85mm F1.4 Art020 E f2.2 1/3200s (cropped)

ギャラリー

構図

八高線を寄居から折原へと河岸段丘を登るキハ110系
SONY α1 + SIGMA 85mm F1.4 Art020 E f2.2 1/3200s (cropped)

同じ場所で

視点を変えて

写っている段丘上から見下ろした風景です。

路線概況

地理

東京都八王子市の八王子駅から群馬県高崎市の倉賀野駅までの92.0kmを結びます。張り出した山裾を時に越えつつ関東山地の東麓を進む路線は、変化に富み魅力的な風景を描きます。

全線を通して運転される列車はなく、高麗川駅を境に運転系統は分離されています。南側は電化され川越線との直通運転がされる一方、北側の非電化区間の列車は高崎線に乗り入れています。この北側の非電化区間を「八高北線」、南の電化区間を「八高南線」と呼び分けることがあり、当サイトでもタグを分けて使用しています。

八高北線は高麗川駅を出てからいくつもの川と山を越えて行きます。越辺川には梅林の越生、槻川には和紙の小川町と、山と山の合間には美しい川と集落が続きます。荒川を渡り寄居駅の先からは風景が一転し、関東平野の田園風景を進みます。遠く山を眺めながら、関東一の清流とも呼ばれる神流川を渡ると群馬県へ。上越新幹線と上信越自動車道をくぐり、高崎線へと合流していきます。

車両

高麗川駅から北側、倉賀野駅を経て高崎駅まで、写真のキハ110系が走っています。

撮影情報

日時・場所

2025年4月中旬の11時頃に埼玉県大里郡寄居町にて撮影しました。

撮影した場所 (撮影地)

東日本旅客鉄道 八高線 寄居→折原 間で、鉢形城跡から荒川を挟んだ対岸付近にある東屋です。

36.11031397256918, 139.1931926417049

撮影後記

手前の葉が少し寂しく、もう一段と芽吹いた頃が良い頃合いだったかもしれません。

紅葉の季節に再訪するつもりです。

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