植栽の中を緩やかに曲がりながら敷かれた線路と、そこを走る動態保存の車両たち。茂みのわずかな切れ目の先に、まるで鉄道ジオラマのような風景を見つけました。

ギャラリー
構図

同じ場所で
視点を変えて
直角カーブを抜けていきます
路線概況
地理
KATOブランドで鉄道模型を作る株式会社関水金属が、鶴ヶ丘工場に併設して敷設した保存鉄道です。工場の建物を1周する630mのナローゲージで、自治体と協定を結び、車庫は隣接する公園と一体的に整備されています。
車庫の窓から中の様子を除くことができるものの、通常はそれ以上の立ち入りや乗車はできず、列車が走行するのもイベントなどの機会に限られます。
1箇所だけある乗降場の前後は、工場の駐車場や公園・太陽光発電所などひらけた車窓ですが、豊かな植栽の中を適度な曲線を描くように走る区間があり、そこでは雰囲気のある車窓を見せてくれます。
車両
様々な来歴の機関車や客車が収集され、復元整備されています。
撮影情報
日時・場所
2025年5月中旬の15時頃に埼玉県鶴ヶ島市にて撮影しました。
撮影した場所 (撮影地)
株式会社関水金属 鶴ヶ丘工場の外周にある歩道上です。
35.93522429842737, 139.41421056813965
撮影後記
木々の合間を見え隠れしながら進む列車を、わずかな植栽の切れ目から狙いました。開業から1年足らずということは、まだ茂みは疎らのはずです。それでも草が列車にかかりましたので、早晩この風景は見ることができなくなるでしょう。