この石段が続く先は、かつての備中松山藩の政庁。桜が彩る坂道を、国鉄特急が渡ります。
ギャラリー
移ろい
構図
車両
381系 緑やくも色編成
381系 ゆったりやくも色編成
213系普通列車
381系特急「やくも」と113系・115系・213系による普通列車が走っている区間です。本数は少ないですが、285系寝台特急「サンライズ出雲」とEF64型が牽引する貨物列車もやってきます。
この4月からは381系の後継車両である273系が営業運転を開始し、381系は6月に定期列車の運用から外れます。国鉄型特急列車は、いま最後の活躍です。
撮影情報
日時・場所
2024年4月上旬の12時〜14時頃に岡山県高梁市で撮影しました。
撮影した場所 (撮影地)
西日本旅客鉄道 伯備線 備中高梁〜木野山 間で、県立高梁高校に西側から上がる「御殿坂」の階段です。
34.80121828958157, 133.61701339360994
撮影の様子
近くに高校が2つあり、その学生さんが時々通り掛かりましたが、それ以外の人通りは疎らでした。休日はまた様子が変わるのかもしれません。
狙いの国鉄色では集まる同志が20人ほどとなりましたが、道幅は広く、横には広場もあり、往来を塞ぐことなく撮影できました。
撮影後記
もう少し青空が広がっていて、もう少し桜が咲いていればと、欲を言えばキリがありません。
ただ、山陰観光連盟から公開されている運転計画では、国鉄色編成はこの翌日からしばらく運転されないと発表されており、これが桜との共演に出会える最後の機会でした。
「やくも」で国鉄色が復活したのが2022年3月、側面にJNRマークが追加で再現されたのが2023年3月でしたので、今春が復刻後3度目の春でした。1編成のみの運行ということもあり、桜との共演機会は限られたものでしたが、令和の時代に国鉄の風景に出会うことができたと思うと感慨深いものがあります。