雪を巻き上げながら、エンジンを唸らせ下りの始発列車がやってきました。
ギャラリー
移ろい
天候
曇天
雲が朝日を遮り芦別岳を包みます。
薄暗い冬の早朝といった雰囲気です。
構図
車両
根室本線の滝川から東鹿越までのこの区間では、キハ40系の普通・快速列車が運行されています。
この北海道色だけではなく、一部は急行宗谷色や朱一色の首都圏色などに塗装された車両で運転されています。
撮影情報
日時・場所
2021年12月下旬の7時半頃と2023年12月下旬の7時半頃に北海道富良野市にて撮影しました。
撮影した場所 (撮影地)
北海道旅客鉄道 根室本線 山部→下金山 間で、国道38号線と237号線の交差点から空知川を渡り、未舗装の道に入って行きます。しばらく進んだ藪の切れ目から線路脇に出られますので、そこにカメラを構えました。
43.211788933129505, 142.40594016120028
撮影地周辺の状況
線路脇の草木が案外と張り出しており、構図には少し苦労しました。
国道から撮影場所までの道は除雪されていないこともあります。
(2023/03/31追記)
撮影地よもやま話
この区間を含む、根室本線 富良野〜新得 間の路線廃止が決まってしまいました。
根室線(富良野・新得間)の鉄道事業廃止届の提出についてJR北海道 ニュースリリース
2024年4月1日を以て路線廃止となるとのこと、列車が走るのはあとちょうど1年です。
この絶景が失われてしまうのが、残念でたまりません。
(2024/04/01追記)
本日を以てこの区間は廃止となり、列車が行く風景は過去のものとなりました。
撮影後記
(2024/02/23更新)
2021年に初めて訪れた時のことです。日の出直後の朝焼けがそれは見事で、真っ赤に染まる芦別岳に思わず息を呑みました。そのままであれば最高だったのですが、列車が来る頃には朝焼けは和らぎ雲も増え、線路には朝日が届かずの結果となりました。
諦めきれずに2023年に再訪。天気予報を何度も確認しながら、撮影旅行の日程のうち最も雲が出ないであろう日を選び、撮影に臨みました。
結果、山頂部に多少の雲はかかったものの、朝日のスポットライトを浴びて走る迫力ある列車の姿を撮ることができました。