八高線 天井のないトンネル

Winter-Daylight

隣の飛行場のために蓋をされた線路は、かつて八高線唯一のトンネルとして存在していました。電化に伴い天井が取り払われた今も、銘板に歴史を残します。

横田基地を掠め八高線を東福生から箱根ヶ崎へと走るE231系
SONY α1 + TAMRON A058 35-150mm F2-2.8 E f5.6 1/400s (cropped)

ギャラリー

車両

白い顔の209系3500番台

横田基地を掠め八高線を東福生から箱根ヶ崎へと走るE231系
SONY α1 + TAMRON A058 35-150mm F2-2.8 E f4.0 1/1000s (cropped)

路線概況

地理

東京都八王子市の八王子駅から群馬県高崎市の倉賀野駅までの92.0kmを結びます。張り出した山裾を時に越えつつ秩父山地の東麓を進む路線は、変化に富み魅力的な風景を描きます。

全線を通して運転される列車はなく、高麗川駅を境に運転系統は分離されています。南側は電化され川越線との直通運転がされる一方、北側の非電化区間の列車は高崎線に乗り入れています。この北側の非電化区間を「八高北線」、南の電化区間を「八高南線」と呼び分けることがあり、当サイトでもタグを分けて使用しています。

八高南線は八王子駅を出て浅川と多摩川を渡り、住宅街を進んで行きます。拝島で青梅線・五日市線・西武拝島線と別れた後は、国道16号線とともに米軍横田基地の間を抜けしばらく走ると、それまでの平地から一転して山間の景色へと車窓が変わります。峠を一つ越え飯能、また一つ越え日高の街へと降りるとそこが高麗川駅。路線自体はさらに高崎方面へと続きますが、列車はここから川越線に入り小江戸 川越の街へと向かっていきます。

車両

高麗川駅から南側は電化されており、冒頭の写真のE231系3000番台と209系3500番台が川越線と直通して走っています。

撮影情報

日時・場所

2024年12月下旬の11時頃に東京都瑞穂町で撮影しました。

撮影した場所 (撮影地)

東日本旅客鉄道 八高線 東福生→箱根ヶ崎 間で、米軍横田基地を抜けた先にある羽村街道踏切の脇です。

35.76867006838839, 139.3454008181771

撮影後記

トンネルの天井撤去にとどまらず、過去には基地拡張による線路付替もあったようで、何人かの方がブログにまとめられています。

車窓は変遷があったものの滑走路は健在で、撮影中もジェット機が1機、基地に降りてきました。

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