東海道本線 関ヶ原を越えゆく

Winter-Daylight

雪雲が頂を隠す伊吹山の麓を、関東と関西をつなぐ列車達が行き交います。

東海道本線を近江長岡から醒ヶ井へと走る311系
SONY α1 + TAMRON A057 150-500mm F5-6.7 E f5.0 1/500s

ギャラリー

移ろい

大垣へと上る普通列車

東海道本線を醒ヶ井から近江長岡へと走る311系
SONY α1 + TAMRON A057 150-500mm F5-6.7 E f5.0 1/500s

車両

JR東海 普通列車の主力である313系

東海道本線を近江長岡から醒ヶ井へと走る313系
SONY α1 + TAMRON A057 150-500mm F5-6.7 E f5.0 1/500s

路線概況

地理

東海道本線は東京都千代田区の東京駅から兵庫県神戸市中央区の神戸駅までの589.5kmを結びます。東名阪を連絡する大動脈として機能しており、旅客列車にとどまらず多くの貨物列車も運行されています。また、多くの支線を有しています。

国鉄民営化の際には分割して新会社に移管され、熱海〜米原の区間はJR東海が保有しています。旅客列車も同社が運行していますが、沿線の経済圏の性格にあわせて

  • 静岡県を中心とした熱海〜豊橋の区間
  • 名古屋都市圏を中心とした豊橋〜大垣の区間
  • 伊吹山地と鈴鹿山脈の切れ目を越えて中京圏と近畿圏を結ぶ大垣〜米原の区間

と、大きく3つの運転系統に分けられています。

大垣駅を出た列車は養老鉄道養老線を跨ぎ、南荒尾信号場へと進みます。同信号場では美濃赤坂駅方面への支線のほか、勾配を迂回する下り本線・上下共用で上り本線と並走する通称「垂井線」が分岐し、下り列車は普通列車のみが垂井線へ、ほかの列車は下り本線へと進んでいきます。関ヶ原駅手前でこれらが合流し、名神高速・国道21号線・旧中山道とともに伊吹山地と鈴鹿山脈の合間を抜けて、琵琶湖の東岸に向けて降りて行きます。北陸自動車道を抜けてしばらくすると、国道8号線をくぐる手前でJR西日本との会社境界を越えて、列車は米原駅の構内へと進入していきます。

車両

大垣〜米原の区間は311系・313系による普通・快速列車、JR西日本から乗り入れてくる681系・683系による特急列車、主にEF210形機関車が牽引する貨物列車が運転されています。夜間に1往復だけですが、285系による寝台特急「サンライズ出雲・瀬戸」も走ります。

撮影情報

日時・場所

2025年1月上旬の14時頃に滋賀県米原市で撮影しました。

撮影した場所 (撮影地)

東海旅客鉄道 東海道本線 近江長岡→醒ヶ井 間で、並走する県道248号線沿いの「米原市東部給食センター」から線路を挟んだ反対側の林道の道路上です。

35.340611384320994, 136.36199926307177

撮影地周辺の状況

撮影地周辺の様子

県道248号線から第1長岡踏切を渡り、突き当たりの林道を右へと進みます。林道は舗装されているものの、アスファルトのヒビや路面に積もった土から植物が大きく伸びていて、夏場は通り抜けに苦労するかもしれません。

5分ほど歩くと天野川の支流を渡るところで線路のフェンスが途切れており、そこから撮影ができます。

が、カーブとケーブル類の位置などが構図を厳しく制限します。そのため、なかなか窮屈な姿勢で撮影に臨むこととなります。

撮影地の様子

撮影後記

年末年始に訪問したため撮影できませんでしたが、編成の長い貨物列車が通過する風景はなかなか迫力がありそうです。

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