四季や時に移ろいゆく情緒あふれる鉄道の風景から、春の日中の写真をご紹介します。

八高線 曇天の郡境を越す
張り出した秩父山地の裾が分つ二つの町。時折舞う霧雨が木々を湿らせる薄暗い峠を越えて、キハ110系が比企郡小川町から大里郡寄居町へと走ります。

八高線 河岸段丘を登る
雨も疎なとある春の日。新緑の木々の隙間にキハの姿が浮かびます。擁壁を築きながら崖を斜めに登る線路を、列車は次の街へと向かっていきます。

八高線 仙元山麓
新緑のに囲まれたS字カーブの先から、緑色のキハがやってきました。

八高線 槻川
春の小川をキハが渡ります。

東武東上線 玉淀駅脇
関東平野と秩父山地をつなぐ寄居の街。流れる荒川へと合流する小さな河川の脇を、古豪の電車が走ります。

関水金属関水本線 箱庭を覗く
植栽の中を緩やかに曲がりながら敷かれた線路と、そこを走る動態保存の車両たち。茂みのわずかな切れ目の先に、まるで鉄道ジオラマのような風景を見つけました。

関水金属関水本線 新緑のカーブ
雨に艶めく新緑の中を、小さな機関車と小さな客車がゆっくりと進みます。

八高線 菜の花の踏切
菜の花が春の風に揺れる、あたたかな午後。鉄橋を渡る列車の音がだんだんと近づき、大きく汽笛を鳴らした列車が、小さな踏切を駆け抜けます。

八高線 越辺川の桜並木
とある春の日の昼下がり。越生の街に続く桜並木の向こうを、列車が渡っていきます。

阪急甲陽線 夙川の桜
川に張り出した桜の隙間に、マルーン色の車両が顔を覗かせます。