桜並木の川を渡る国鉄特急。昭和の時代から日本各地で見られた桜と国鉄特急の共演は、日本の春を代表する鉄道風景の一つでした。381系の引退が決まり、今春が最後の共演です。
ギャラリー
構図
対岸の桜とともに
上流にかかる橋の上から
移ろい
キハ40系が4連で走り抜けていきました
車両
381系ゆったりやくも色編成
キハ120系
381系特急「やくも」やキハ187系「スーパーおき」「スーパーまつかぜ」、キハ40・キハ120・キハ126系による普通列車が走っている区間です。本数は少ないですが、285系サンライズもやってきます。
この4月からは381系の後継車両である273系が営業運転を開始し、381系は6月に定期列車の運用から外れます。国鉄型特急列車は、いま最後の活躍です。
撮影情報
日時・場所
2024年4月上旬の7時〜9時頃に島根県松江市で撮影しました。
撮影した場所 (撮影地)
西日本旅客鉄道 山陰本線 玉造温泉〜来待 間で渡る玉湯川の河原です。川の上流側にあたる線路の南側からの撮影です。
35.41628251677799, 133.28175209207285
撮影地周辺の状況
川の上空をたくさんの電線が渡っています。引き気味の構図だと目立ってしまうので、立ち位置を工夫する必要があります。
多くの方は橋梁のすぐ脇の桜と列車をアップで撮影されていました。
撮影後記
咲き誇る桜の中を駆け抜ける、クリーム4号と赤2号の国鉄型特急列車。この最後の共演をなんとか撮影したく、前夜に関東から乗り込みました。
今年の桜は遅くまだ満開の少し手前でしたが、山陰観光連盟から公開されている運転計画では、国鉄色編成はこの翌日から9日間、運転されないことに。10日後では葉桜となっていたでしょうから、これが最後の機会でした。
151系から始まり60年以上の間、日本各地で見ることのできた桜と国鉄特急の風景。その最後には、JNRロゴも写し込めることができました。