八高線 郡境を越す

Summer-Daylight

張り出した秩父山地の裾が分つ二つの町。深緑に包まれた峠を越えて、キハ110系が比企郡小川町から大里郡寄居町へと走ります。

深緑の八高線を竹沢から折原へと走るキハ110系
SONY α7RIV + TAMRON A057 E 150-500mm F5-6.7 f5.0 1/400s

ギャラリー

移ろい

深緑の八高線を竹沢から折原へと走るキハ110系
SONY α7RIV + TAMRON A057 E 150-500mm F5-6.7 f5.0 1/400s

同じ場所で

別の方向を

夕暮れの峠を列車が登ります。

路線概況

地理

東京都八王子市の八王子駅から群馬県高崎市の倉賀野駅までの92.0kmを結びます。張り出した山裾を時に越えつつ関東山地の東麓を進む路線は、変化に富み魅力的な風景を描きます。

全線を通して運転される列車はなく、高麗川駅を境に運転系統は分離されています。南側は電化され川越線との直通運転がされる一方、北側の非電化区間の列車は高崎線に乗り入れています。この北側の非電化区間を「八高北線」、南の電化区間を「八高南線」と呼び分けることがあり、当サイトでもタグを分けて使用しています。

八高北線は高麗川駅を出てからいくつもの川と山を越えて行きます。越辺川には梅林の越生、槻川には和紙の小川町と、山と山の合間には美しい川と集落が続きます。荒川を渡り寄居駅の先からは風景が一転し、関東平野の田園風景を進みます。遠く山を眺めながら、関東一の清流とも呼ばれる神流川を渡ると群馬県へ。上越新幹線と上信越自動車道をくぐり、高崎線へと合流していきます。

車両

高麗川駅から北側、倉賀野駅を経て高崎駅まで、写真のキハ110系が走っています。

撮影情報

日時・場所

2023年6月下旬の14時頃に埼玉県大里郡寄居町にて撮影しました。

撮影した場所 (撮影地)

東日本旅客鉄道 八高線 竹沢→折原 間で国道254号線を跨いで峠へと登り、左カーブを抜けた先で通過する白坂踏切の脇です。ちょうど小川町と寄居町の境界が近くにあります。

36.08557329050962, 139.20998352595186

撮影地周辺の状況

撮影地周辺の様子
撮影地周辺の様子

まずこの踏切の位置がわかりにくく、Googleストリートビューでは確認することができません。折原駅から線路沿いに竹沢駅を目指そうとすると、道路に幅員規制のポールが出てきますので、これが目印になります。

ポールの手前を右に分岐する未舗装の道を進んだところが踏切ですが、轍が深い箇所もあるため注意が必要です。

撮影後記

両脇に並んでいる木々が影を落とすので、列車に日が当たる季節や時間は意外と限られそうです。

偏光フィルターを使用して撮影しました。

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