青空

色づき始めた稲穂と広がる群青色の空との間を、特急列車が走ります。

青空に続く、山の緑と川面の緑。生命感あふれる夏の緑色に、列車の緑色が溶け込みます。

第八まで続く只見川橋梁も、最後は「渡らずの鉄橋」として、急峻な只見川の地形を越えていきます。豪雨被害から立ち直った鉄路に、列車がやってきました。

夏風が吹く里の風景を、「びゅうコースター風っこ」がのんびりと走ります。

涼しげな川の流れと、キハ185系特急「ゆふ」。赤い鉄橋と赤い車体が夏の風景に色を差します。

歴史ある宇治橋から奈良線を望みます。夏空の下、ウグイス色の103系がやってきました。

琵琶湖の水が浪々なみなみと流れる宇治川。単線の橋梁を普通列車が京都へと走り去って行きました。

家と家の狭間から田んぼを覗くと、古墳のある山を背にウグイス色の103系が下ってきました。

かつては雨乞いの儀式も行われていたという万灯呂山を背に、盛夏の田園地帯をウグイス色の103系が走ります。