廃線や線路の付け替えによって、今は見ることができなくなった鉄道風景です。
根室本線 ダムサイトの広場 〜冬〜
雪晴れの朝、ダムサイトに広がる公園の向こうを走る列車。奥には芦別岳が覗きます。
根室本線 林を抜ける
集落と川に挟まれ、S字にうねる線路。防風林の間を縫って、列車はまもなく金山駅へと到着します。
根室本線 冬模様のストレート
暗い雲の下に微かに舞う雪。これからの荒天を予感させるなか、国鉄型の単行気動車は力強く直線を走り抜けて行きます。
根室本線 氷結
結氷したダム湖の傍を、単行の気動車が走ります。
根室本線 湖氷を渡る
湖を覆う氷と列車が捲き上げた雪煙を、夕陽が色染めます。
根室本線 布部駅 夜景
ゆっくりと無人駅に停まった列車を、ホームの銀杏と遠く芦別岳が見守ります。
根室本線 ランプ小屋
鉄道黎明期、客車内の照明に使う灯油ランプを格納するために、いくつかの駅にはランプ小屋が建設されたそうです。すでに役目を終え、構内にひっそりと佇むランプ小屋が見守るなか、上り列車が走り出します。
根室本線 清流 〜冬〜
水の音だけが広がる静かな冬の早朝、始発列車の単行気動車が一瞬だけ静寂を裂きます。
根室本線 廃線を待つ
台風によって列車が来なくなり、7年。復旧することなく、来春で廃止が決まった鉄路の風景。信号こそ消えていても、灯っている隧道入口の照明が独り「まだ、廃線にはなっていない」と主張しているかのようです。
根室本線 清流 〜夏〜
砂金が採れ「金山」の地名の元ともなったトナシベツ川。線路が渡るその先で空知川と合流します。水の音だけが広がる静かな夏の朝、単行の気動車が一瞬だけ静寂を裂きます。