かつては駅だった信号場を夜の霧が包み、停止信号の赤い灯がレールを浮かび上がらせます。
ギャラリー
構図
信号場の分岐器に焦点を合わせて
移ろい
霧は刻一刻と表情を変え、夜闇は一歩ずつ近づいてきます
車両
キハ40系やキハ54形の普通列車・快速列車のほか、キハ283系「オホーツク」「大雪」が走っている区間です。
毎年8月のお盆明けから春先までは、北見地方で収穫された玉ねぎを輸送する貨物列車も走ります。
撮影情報
日時・場所
2023年8月上旬の19時頃に、北海道紋別郡遠軽町にて撮影しました。
撮影した場所 (撮影地)
石北本線 上川〜白滝 間にある奥白滝信号場(旧奥白滝駅)の西側で、国道333号線から旭川紋別自動車道の奥白滝ICへと向かう道路が横断する「43号道路踏切」の脇です。
43.873843781604165, 143.0773344556626
撮影地周辺の状況
旭川紋別自動車道のインターチェンジからすぐ、国道とインターチェンジを結ぶ道路の踏切です。が、30分ほどの撮影の間、一台も車は通りませんでした。
人の気配はありませんでしたが、大量の羽虫がまとわりついてきて苦労しました。
撮影後記
この奥白滝駅が2001年に廃止されたことによって、前後の上川駅から上白滝駅までが「JR在来線の日本一長い駅間距離」となりました。
その上白滝駅も2016年に廃止され、現在はこの信号場の前後の上川から白滝の間が一駅で37.3kmと、在来線で隣の駅まで最も遠い区間となっています。