朝日が照らす夏の有明海。今や非電化区間となった海沿いの線路を、オレンジに色づいた「白電」が進みます。長崎本線の懐かしい風景です。
ギャラリー
構図
車両
813系普通列車
817系普通列車
「白いかもめ」こと、885系特急「かもめ」
「黒いかもめ」こと、787系特急「かもめ」
特急街道だった長崎本線ですが、この区間はその役目を西九州新幹線に譲り、今や特急は「ふたつ星4047」が週の数日を走るのみとなりました。
また、大幅に減る列車本数に対して維持費が見合わないとのことで「非電化」化工事が行われ、現在は気動車が運用されています。走る列車の顔ぶれはもちろんですが、工事では架線柱も撤去されると聞きましたので、風景はだいぶ様子が変わっていると思います。
同じ場所で
違う時間に
夏の日が眩しい風景です。
撮影情報
日時・場所
2022年7月下旬の6時〜7時頃に佐賀県藤津郡太良町で撮影しました。
撮影した場所 (撮影地)
長崎本線 多良→肥前大浦 間で、大浦中学校近くで海沿いに伸びる道の道路脇です。
32.97997860460103, 130.2098080425711
撮影の様子
海際に向かって茂みとなっていて、草の背の低いところからカメラを向けました。
架線柱に注意を払いつつシャッターを切りましたが、非電化区間となった今では心配無用なのかもしれません。
撮影後記
たしかこの当時は、1日2往復だけ415系の普通列車が設定されていて、通常はどちらもステンレス車体の1500番台が充当されていました。この日は珍しく「白電」こと415系鋼製車が代走で運用に入り、朝日に輝く白い車体を魅せてくれました。
今では白電も引退し、この区間に電車が走ることも無くなりました。最後に華を添えてくれたような幸運な一日に撮影でき、嬉しく思っています。