四季や時に移ろいゆく情緒あふれる鉄道の風景から、夏の朝や夕方の写真をご紹介します。
八高線 薄暮の頃
一足先に暗闇となった森へと列車は進みます。
東海道本線 真鶴を行く
終点の東京まであと1時間少し。朝を迎えた寝台列車が、箱根の山縁を堂々と進みます。
八高線 城跡への踏切
荒川の段丘を駆け上り、列車は鉢形城跡の縁をかすめ通ります。渡る踏切は城内へと続く細道です。
只見線 末沢橋
大白川駅を出た列車は、小出から共にした破間川に別れを告げ、末沢川の谷筋へと橋を渡ります。県境の六十里越峠まであと少しです。
只見線 曲流
曲がりくねる谷を進む川を、線路は次々と直線で越えていきます。夏の早朝、わずかに霧が残る破間川に始発列車がやってきました。
指宿枕崎線 緑の鉄路 〜東開聞〜
夏の早朝、始発列車。木々が作る壁の間を、国鉄型の気動車が進みます。
西武秩父線 夏山の白
山に残る白い霧と、山を行く白い列車が、深緑の山に浮かび上がります。
八高線 とある道
蝉の音を聴きながら、散歩道に立ち止まり夕闇が迫る空を仰ぐ。贅沢な夏のひと時を、列車が駆け抜けていきました。
豊肥本線 スイッチバック
阿蘇の急峻な斜面を進むスイッチバックから、展望席が自慢の特急列車が出てきました。
南阿蘇鉄道 第一白川橋梁
山は落ちる夕陽で紅く、谷は落ちた影で黒く、ちぐはぐに深緑が染まる夏の夕暮れ。単行の気動車がゆっくりと鉄橋を渡ります。