武蔵野台地を横断し、多摩川水系から荒川水系へ。400年前に掘られたこの野火止用水の傍に、桜が植えられたのはいつ頃のことでしょうか。流水が聴こえる静かな朝に踏切の鐘が鳴り響き、桜を背に黄色い列車が走り抜けます。
ギャラリー
構図
車両
国分寺線ではこの2000系が活躍していますが、小田急から譲受する車両への置き換えが発表されています。どのような「色」で走るのかはわかりませんが、ひょっとすると黄色い列車の走る風景は見納めとなるかもしれません。
同じ場所で
視点を変えて
撮影情報
日時・場所
2024年4月上旬の6時頃に東京都小平市で撮影しました。
撮影した場所 (撮影地)
西武鉄道 国分寺線 東村山→小川 間で、「野火止通り」と交わる「小川2号」の踏切脇です。
35.74301833625408, 139.4643607028138
撮影地周辺の状況
踏切を渡りまっすぐ進むと八坂駅です。
一方通行だからか車通りこそ多くありませんが、駅を利用する方でしょうか、歩行者や自転車はそこそこの往来があります。
撮影後記
暗渠化されたり、護岸のコンクリートで固められる用水も多いなか、緑が覆い茂る素掘りの水路が残る風景は貴重ではないでしょうか。今回は季節感が強く出るような構図を取りましたが、曇天模様で残念だったこともありますので、今度はじっくりと、流れる水と絡めての撮影もできるのかどうか挑戦したいところです。