八高線 城跡への踏切

Summer-Twilight

荒川の段丘を駆け上り、列車は鉢形城跡の縁をかすめ通ります。渡る踏切は城内へと続く細道です。

八高線を寄居から折原へと走るキハ110系
SONY α9 + SIGMA 135mm F1.8 DG HSM Art f4.0 1/800s

路線概況

地理

東京都八王子市の八王子駅から群馬県高崎市の倉賀野駅までの92.0kmを結びます。張り出した山裾を時に越えつつ関東山地の東麓を進む路線は、変化に富み魅力的な風景を描きます。

全線を通して運転される列車はなく、高麗川駅を境に運転系統は分離されています。南側は電化され川越線との直通運転がされる一方、北側の非電化区間の列車は高崎線に乗り入れています。この北側の非電化区間を「八高北線」、南の電化区間を「八高南線」と呼び分けることがあり、当サイトでもタグを分けて使用しています。

八高北線は高麗川駅を出てからいくつもの川と山を越えて行きます。越辺川には梅林の越生、槻川には和紙の小川町と、山と山の合間には美しい川と集落が続きます。荒川を渡り寄居駅の先からは風景が一転し、関東平野の田園風景を進みます。遠く山を眺めながら、関東一の清流とも呼ばれる神流川を渡ると群馬県へ。上越新幹線と上信越自動車道をくぐり、高崎線へと合流していきます。

車両

高麗川駅から北側、倉賀野駅を経て高崎駅まで、写真のキハ110系が走っています。

撮影情報

日時・場所

2023年8月中旬の18時頃に埼玉県大里郡寄居町で撮影しました。

撮影した場所 (撮影地)

東日本旅客鉄道 八高線 寄居→折原 間で、県道294号線と交差する「第四立原踏切」の脇です。

36.10523429194187, 139.19304184739542

撮影地周辺の状況

被写体とした「第五立原踏切」に続く道路は、幅員制限がかかるほど狭い道路ですが、車通りはかなりあります。

カメラを構えた県道も、交通量はそこそこでした。

撮影後記

踏切の傍らに立つ、年季の入った踏切標識に心を動かされた風景です。
この被写体とした第五立原踏切の奥からは、段丘を切り通しで登ってくる列車が撮れるようです。

カメラを構えた第四立原踏切の脇にはあまり場所がなく、三脚なしで撮影に臨みました。

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