上毛電鉄上毛線 渡良瀬川を行くデハ101

Summer-Daylight

蒼々とした木々に囲まれ渡良瀬川を行く、昭和3年生まれの1両の電車。夏らしくも涼しげな風景に出会えました。

上毛電鉄上毛線を丸山下から富士山下へと走るデハ100型
SONY α1 + SIGMA 135mm F1.8 Art017 E f2.5 1/2000s

ギャラリー

構図

上毛電鉄上毛線を丸山下から富士山下へと走るデハ100型
SONY α1 + SIGMA 135mm F1.8 Art017 E f2.5 1/2000s (cropped)
上毛電鉄上毛線を丸山下から富士山下へと走るデハ100型
SONY α1 + SIGMA 135mm F1.8 Art017 E f2.5 1/2000s

車両

ラッピングされた700型

上毛電鉄上毛線を丸山下から富士山下へと走る700型
SONY α1 + SIGMA 135mm F1.8 Art017 E f3.2 1/1250s (cropped)

路線概況

地理

群馬県前橋市の中央前橋駅から桐生市の西桐生駅までの25.4kmを結びます。赤城山の南麓を東西に走る路線は、県都・前橋の市街から郊外の集落や農業地帯を経て、織物の町・桐生へと至ります。

全線が単線ですが電化されており、2両編成の電車が往復しています。地方私鉄として通勤・通学の足を担っていますが、イベント列車の運行にも力を入れており、1928年に製造されたデハ100型を、本線を走行できる状態で維持しています。

始発駅の中央前橋駅は利根川の分流である広瀬川に沿って置かれ、列車は滔々と流れる水とともに出発して市街地を抜け、のどかな田園風景の中を進みます。車両基地が置かれ路線の拠点となっている大胡駅を経て、起伏の多い地形を西へと走ると赤城駅で東武鉄道に接続します。わたらせ渓谷鉄道の線路を跨ぎ、渡良瀬川を越えると桐生の街。終点:西桐生駅では、登録有形文化財と土木遺産に選ばれた、開業当時からの歴史ある木造駅舎が列車の到着を見守っています。

車両

主力は京王井の頭線からやってきた700型と、東京メトロ日比谷線からやってきた800形です。

写真のデハ100型は1928年の上毛電鉄開業に際して導入された車両で、現在はイベント等で不定期に走行しています。

撮影情報

日時・場所

2025年8月中旬の10時頃に、群馬県桐生市で撮影しました。

撮影した場所 (撮影地)

上毛電気鉄道 上毛線 丸山下→富士山下 間で、富士山下駅を降りて右に進んだ行き止まりの付近です。

36.41489399590908, 139.3160560228466

撮影後記

滅多に走らないデハ100型ですが、非冷房車ですので夏には特に走りません。

今となっては、窓を思いっきり開けて、風を浴びながら列車に揺られる経験もなかなかできなくなりました。ですが、冷房嫌い・オープンカー乗りの身からすると、風を受けて走る爽快感をもっと多くの人に知ってもらいたいと思っています。

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