総武快速線 江戸通りに潜る

Urban-Underground

銚子からの長旅もラストスパート。両国から総武トンネルへと入り、特急「しおさい」が急勾配のカーブを馬喰町駅へと下りてきました。江戸通りの下へと合流すれば、終点の東京はもうすぐです。

総武本線の総武トンネルを両国から馬喰町へと走る255系
SONY α9 + SIGMA 135mm F1.8 DG HSM Art f1.8 1/320s

ギャラリー

構図

総武本線の総武トンネルを両国から馬喰町へと走る255系
SONY α9 + SIGMA 135mm F1.8 DG HSM Art f1.8 1/400s

車両

間も無く勇退となるE217系

総武本線の総武トンネルを両国から馬喰町へと走るE217系
SONY α9 + SIGMA 135mm F1.8 DG HSM Art f1.8 1/320s

E217系と交代するE235系

総武本線の総武トンネルを両国から馬喰町へと走るE235系
SONY α9 + SIGMA 135mm F1.8 DG HSM Art f1.8 1/400s

E259系成田エクスプレス

総武本線の総武トンネルを両国から馬喰町へと走るE259系
SONY α9 + SIGMA 135mm F1.8 DG HSM Art f2.0 1/500s (cropped)

撮影情報

日時・場所

2023年4月中旬の20時頃に東京都中央区で撮影しました。

撮影した場所 (撮影地)

総武快速線 馬喰町駅1番ホームの錦糸町方です。

35.694666873656004, 139.78427074437343

撮影地周辺の状況

撮影地周辺の様子

隅田川の右岸から馬喰町駅までは上下線で別のトンネルとなっています。トンネル断面は単線分ですので、カーブの速度制限があるとはいえ、列車入線時の風圧はなかなかのものです。

撮影地よもやま話

この総武トンネルは、建設時期に前後して地下水位が大きく変化したため、激しい漏水に見舞われたそうです。

漏水の影響は、軌道や電気系統を傷めるだけにとどまりません。
トンネル周辺の土砂もトンネル内に流し込んでしまうため、トンネル周囲にまだらに空洞を生じさせます。すると、躯体にかかる圧力が不均等になり、局所的に荷重がかかる箇所が発生しますので、トンネル本体の破壊につながります。
また、トンネル本体のみにならず、空洞が崩壊すれば地上の構造物も大きな影響を受けます。

これを防ぐためトンネルの漏水対策工事が行われましたが、さまざまな課題があり、完工までに約30年を費やしたそうです。

この辺りの経緯や工事の内容などは、以下のサイトで詳しく解説されています。とても興味深い内容でしたので、ご紹介いたします。

撮影後記

列車ごとに前照灯の明るさやトンネル照明の当たり方が異なり、難しい撮影でした。

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