山は落ちる夕陽で紅く、谷は落ちた影で黒く、ちぐはぐに深緑が染まる夏の夕暮れ。単行の気動車がゆっくりと鉄橋を渡ります。
ギャラリー
構図
天候
土砂降りが止んだあとに
白川と、合流する黒川
車両
上記の他に、車体の形がまるで異なるMT-3000形や、国鉄高森線を受け継いだ当初から走るMT-2000形が定期列車として走ります。
撮影情報
日時・場所
2023年8月中旬の19時頃に、熊本県阿蘇郡南阿蘇村で撮影しました。
撮影した場所 (撮影地)
南阿蘇鉄道 高森線 立野〜長陽で渡る第一白川橋梁の上流に架かる、「阿蘇長陽大橋」の歩道上です。
32.87576367568152, 130.986438846108
撮影地周辺の状況
撮影した阿蘇長陽大橋は黒川を跨いでいますが、黒川はすぐ先で白川と合流し、その白川が高森線の下へと流れていきます。
橋の途中で3箇所ほど歩道が張り出していますが、そこからでも橋梁の立野方は茂みに隠れてしまいます。
撮影地よもやま話
この第一白川橋梁は、水面からレールまでの高さが60mほどあり、竣工時は日本一の高さを誇りました。観光列車として走るトロッコ列車は、景観を楽しめるようにこの橋梁を徐行して走るそうです。
もともとは昭和初期に架橋されて土木遺産にも指定されていた歴史ある橋でしたが、2016年の熊本地震で被災してしまい、橋台などを除いて架け替えられています。
撮影後記
夕方に訪問しましたが、列車の本数は決して多くはなく、日はあっという間に暮れてしまいます。夕日の塩梅は、訪問する季節で加減するのが良さそうです。