砂金が採れ「金山」の地名の元ともなったトナシベツ川。線路が渡るその先で空知川と合流します。水の音だけが広がる静かな夏の朝、単行の気動車が一瞬だけ静寂を裂きます。
ギャラリー
構図
車両
根室本線の滝川から東鹿越までのこの区間では、キハ40系の普通・快速列車が運行されています。
この北海道色だけではなく、一部は急行宗谷色や朱一色の首都圏色などに塗装された車両で運転されています。
同じ場所で
他の季節に
冬の早朝、日の出前。-20℃の静寂の世界に、始発列車が飛び込んできました。
撮影情報
日時・場所
2023年8月上旬の7時頃に北海道空知郡南富良野町にて撮影しました。
撮影した場所 (撮影地)
北海道旅客鉄道 根室本線 下金山〜金山 間で、並走する国道237号線がトナシベツ川を渡る「岩根橋」の道路上です。
43.14633689593264, 142.41645864504218
撮影地周辺の状況
富良野から新得へと抜ける国道38号線の一部が、工事による片側交互通行の影響で大型車通行止めとなっています。
その迂回路と設定されているためか、大型車の通行もそこそこ多い状況でした。
撮影地よもやま話
この区間を含む、根室本線 富良野〜新得 間は2024年4月1日を以て路線廃止となります。
根室線(富良野・新得間)の鉄道事業廃止届の提出についてJR北海道 ニュースリリース
残念ながら、もうこの風景を見ることはできません。
撮影後記
水量が多く迫力ある川と、山頂にかかる霧とをなんとか一枚に収めました。国道と線路が近く、18mmの広角な画角で撮影し、現像時に歪みの補正をかけています。
2枚目の写真がだいたい35mmの画角のはずで、列車は大きく写りますが、水飛沫も霧も入らずです。広角レンズを使う機会は多くないのですが、こういう風景に出会った時に「持ってて良かった」と思います。