国内最古の鉄道可動橋である和田旋回橋を、古参103系が渡る。なんとも歴史を感じる風景です。
明け方の空と103系のスカイブルー。2つの青が融け合うかのようでした。
ギャラリー
移ろい
車両
この103系1本だけが、兵庫と和田岬を行ったり来たりしていましたが、来週のダイヤ改正での勇退が発表されています。
和田岬線で22年間走ったスカイブルーの103系の勇退JR西日本 ニュースリリース
次に走るのはどんな車両になるのでしょうか。
撮影情報
日時・場所
2023年1月上旬の7〜8時頃に兵庫県神戸市兵庫区にて撮影しました。
撮影した場所 (撮影地)
和田岬線 兵庫〜和田岬 間の和田旋回橋に並行してかかる、材木橋から撮影しました。
34.659659484113, 135.1666463080563
撮影地よもやま話
和田旋回橋は、日本最古かつ最初の鉄道可動橋として土木遺産に登録されている、和田岬線のランドマークの一つです。現在は可動機構が撤去されて固定されているそうですが、旋回橋らしい特徴ある姿は健在です。この橋で和田岬線は兵庫運河を渡ります。
諸先輩方が撮影された昔の和田岬線の写真には、丸太が浮かぶ兵庫運河とともに列車を写したものが見られます。今回撮影した場所は「材木橋」ですが、かつての貯木場の歴史が橋の名前に残っています。
撮影後記
先日の奈良線に続き103系の引退が続きますが、今回はいろんなイベントも企画されているようで、華やかな幕引きとなりそうです。
最終列車のその時まで安全無事に走り続け、有終の美を飾ってくれることを願って止みません。