開業当初は車窓によく見えたそうですが、沿線にビルが立ち並んだ今はこのあたりだけ。1泊2日の検測から帰京したドクターイエローと、東京タワーの一瞬の出会いです。

ギャラリー
移ろい

車両
N700A系


同じ場所で
別の方向を
サーチライトが舞う雪を照らします
Coming Soon…
路線概況
地理
東京都千代田区の東京駅から大阪市北区の新大阪駅までの515.4kmを結びます。太平洋ベルト地帯の中核都市を経由して東名阪の3大都市圏を繋ぎ、年間で1.8億人が利用する重要な社会基盤として機能しています。
最速約2時間半で東京と大阪を駆け抜ける「のぞみ」を中心に、1時間に最大19本の列車が運転されます。沿線に立つと、長さ400m16両編成の列車が最高速度285km/hで数分おきに駆け抜けて行く様子に圧倒されますが、同時にその静かさと揺れの少なさにも驚かされます。まさに日本の経済と社会を支える大動脈であり、鉄道技術の最先端と言えるでしょう。
車両
冒頭写真の「ドクターイエロー」こと923形は事業用車両で、月に3往復ほどしか走りません。旅客列車は全てN700A系またはN700S系で運用されています。
撮影情報
日時・場所
2025年9月下旬の18時頃に東京都港区で撮影しました。
撮影した場所 (撮影地)
東海旅客鉄道 東海道新幹線 品川→東京 間で、並走する在来線の浜松町駅から竹芝方面へと伸びる歩行者デッキの端です。
35.656353463217364, 139.7579104387139
撮影地よもやま話
東京タワーと線路はそこまで距離が離れているわけではないのですが、林立するビルに阻まれて、列車と東京タワーはなかなか同じ風景に収まりません。
検証された方がいらっしゃるようですが、車窓から眺めることができるのはごくわずかな時間のようです。
とはいえ、この記事も10年前のものですから、今はもっと短くなっているかもしれません。
かつてこの歩行者デッキがなかった頃には、竹芝通りの歩道から見上げるように新幹線と東京タワーが見えたようです。歩行者デッキができてその風景は失われましたが、新たなに見下ろすようなこの風景に出会えるようになりました。
ただ、撮影したデッキの端からは、いずれ線路を跨いで駅の向こう側へと通路が伸びていくようです。この風景も近い将来、過去のものとなります。
撮影後記
ライトアップされて東京タワーが目立ち、かつ暗すぎない時間帯。夕暮れ時のこの場所で、ぜひドクターイエローを撮影したいと考えていました。月に数回の走行で、ベストな時間に通過するとなるとおそらく機会は年に2回。
もうちょっと雲が少なく、空が焼けてくれれば良かったのですが、撮影できただけでも幸運だったと思います。



