遠く坂の上から、97歳の電車が元気にやってきました。

ギャラリー
構図

移ろい


車両
700型と

800形

路線概況
地理
群馬県前橋市の中央前橋駅から桐生市の西桐生駅までの25.4kmを結びます。赤城山の南麓を東西に走る路線は、県都・前橋の市街から郊外の集落や農業地帯を経て、織物の町・桐生へと至ります。
全線が単線ですが電化されており、2両編成の電車が往復しています。地方私鉄として通勤・通学の足を担っていますが、イベント列車の運行にも力を入れており、1928年に製造されたデハ100型を、本線を走行できる状態で維持しています。
始発駅の中央前橋駅は利根川の分流である広瀬川に沿って置かれ、列車は滔々と流れる水とともに出発して市街地を抜け、のどかな田園風景の中を進みます。車両基地が置かれ路線の拠点となっている大胡駅を経て、起伏の多い地形を西へと走ると赤城駅で東武鉄道に接続します。わたらせ渓谷鉄道の線路を跨ぎ、渡良瀬川を越えると桐生の街。終点:西桐生駅では、登録有形文化財と土木遺産に選ばれた、開業当時からの歴史ある木造駅舎が列車の到着を見守っています。
車両
主力は京王井の頭線からやってきた700型と、東京メトロ日比谷線からやってきた800形です。
写真のデハ100型は1928年の上毛電鉄開業に際して導入された車両で、現在はイベント等で不定期に走行しています。
撮影情報
日時・場所
2025年8月中旬の10時頃に、群馬県桐生市で撮影しました。
撮影した場所 (撮影地)
上毛電気鉄道 上毛線 新里→新川 間の沿線の道路上です。
36.41900612699984, 139.2526930911364
撮影後記
なかなか走らないデハ101ですが、ちょうど予定が合って撮影が叶いました。次は乗ってみたいものです。