東武東上線 入間川橋梁 〜冬の陽〜

Winter-Twilight

小江戸 川越を発ち、和紙の街 小川町へ。冬の柔らかな陽を浴びて、快速列車が入間川を渡ります。

冬の陽が注ぐ入間川橋梁を渡り東武東上線を川越市から霞ヶ関へと走る東武10030系
SONY α7RIV + TAMRON A057 E 150-500mm F5-6.7 f6.7 1/400s (cropped)

ギャラリー

構図

少し引いて、上り列車の後ろ姿を。

冬の陽が注ぐ入間川橋梁を渡り東武東上線を霞ヶ関から川越市へと走る東武50070系
SONY α7RIV + TAMRON A057 E 150-500mm F5-6.7 f8.0 1/400s

光線の色と角度が絶妙に、列車の表情に陰影をつけてくれました。

車両

川越特急やTJライナーに充当される50090系。準急でやってきました。

冬の陽が注ぐ入間川橋梁を渡り東武東上線を川越市から霞ヶ関へと走る東武50090系
SONY α7RIV + TAMRON A057 E 150-500mm F5-6.7 f6.7 1/400s (cropped)

この区間はこれら東武の車両たちの他にも、東京メトロや東急の車両も走り、顔ぶれ豊かな様子です。

同じ場所で

他の季節に

夏の夕暮れに撮影した風景です。

路線概況

地理

東京都豊島区の池袋駅から埼玉県大里郡寄居町の寄居駅までの75.0kmを結びます。武蔵野台地の北端を荒川に沿って進み、都会の街並みから郊外の住宅地を経て田園風景の中へと走りますが、終点近くとなると張り出した秩父山地の山裾を縫うように走り、変化に富んだ車窓を見せてくれます。

日中は森林公園、それ以外の時間は小川町で運行系統が分かれています。郊外方面は4両編成のワンマン列車が往復するローカル路線の雰囲気ですが、都心方面は10両編成の急行や準急が頻繁に発着する都市近郊路線です。和光市駅を経由して東京メトロ有楽町線・副都心線との直通運転が行われているため、東京都心だけでなく横浜方面へのアクセスも良好です。通勤需要に加え、「小江戸」で親しまれる川越への観光客輸送にも力を発揮しています。

池袋を出た列車は、低層の建物が立ち並ぶ中を急曲線と踏切で抜けていきます。成増で武蔵野台地の縁に出ると、東京メトロ有楽町線が合流。そこから川越までの間は、荒川の支流が「切った」いくつもの谷を盛土や切通を組み合わせて越えていきますが、直線の多い線形ゆえに列車は快走します。残念ながら「小江戸の街並み」は望めないものの、川越を過ぎると車窓には田園風景が目立ち始めます。入間川、越辺川、都幾川と渡り、検修区のある森林公園を経て線路は山間へ。単線となって峠を越えると、列車は「和紙の街」小川町に到着します。

撮影情報

日時・場所

2022年12月上旬の14時頃に埼玉県川越市で撮影しました。

撮影した場所 (撮影地)

東武鉄道 東上本線 川越市→霞ヶ関にある東171踏切の脇です。

35.9240945460444, 139.44953015251292

撮影の様子

撮影地周辺の様子
撮影地周辺の様子

架線柱の隙間から望遠を効かせての撮影でした。

注:この写真は別の日に撮影した時のものです

撮影後記

架線柱の隙間から望遠で狙いますので、立ち位置や機材は限られますが、私鉄の他社直通路線だけあって、通過する形式は多種多様。いい光線のタイミングを狙うと、いろいろな表情の車両が撮影できる楽しい撮影地です。

ちょうど昨日のダイヤ改正で「快速」と「Fライナー急行」は種別消滅してしまいましたので、その点では過去の風景となった写真たちです。

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